おかげさまで60周年

カワイ音楽教室で活躍している講師の声

カワイ音楽教室 愛知東ユニット
  大城 真弓 先生

 10年を振り返って

 ピアノを演奏するとが好きで選んだこの仕事。今年度で10年目に入りました。この期間は長いようでもあり、あっという間に過ぎた日々でもあります。私が1年目講師の時に入学した生徒さんが中学生に、初めて担当した1歳児コース(クーちゃんランド)の生徒さんが小学4年生になりました。抱っこされてレッスン通っていた子どもが今では大きな舞台で立派に演奏し、勉強や部活で忙しくても「ピアノは好きだから」と長くレッスンを続けてくれている事を心から嬉しく思っています。
このように音楽的成長、心的成長のサポートをさせて頂きながら、今日に至る過程を生徒さん、ご家族の方々と共有できることが講師として一番のやりがいだと感じます。
時には辛いこともありましたが、優しくて頼れる同僚の先生方、事務所の方々、温かく見守って下さった保護者の方々、そして子どもたちの純真な笑顔に支えられ続けて来れました。
皆さまへの感謝の気持ちを忘れず、これからも得意のスマイルで深い信頼関係を築き、音楽指導者として又、一人の人間(女性)としてステツプアップしていきたいと思います。
「大城先生が担当である限りレッスンに通い続けます!」と言って頂けるように。

カワイ音楽教室 三岐ユニット
  有賀 紫 先生

嵐の場面が嫌いで母の膝にしがみ付き、虹の場面になるとお気に入りのぴーちゃんの虹色の傘を持って走って行った3歳コース。「さよならゆかりちゃん」と歌ってもらえるまでじっと待っていた基礎コース。連弾で「先生の所が弾きたい」と言ってかえっこして頂き、先生気分で喜んでいたピアノコース。私は元講師だった母に手を引かれて2歳半でカワイ音楽教室に入学しました。各コースでお世話になった3人の先生方とは今も一緒に働かせて頂いています。大学を卒業して講師となったカワイではサウンドツリーというテキストに出会いました。そこには自分が幼い頃楽しんでいた、先生の演奏を聴いて部分的に加わるという形や想像の世界が新しい音楽で存在しており、時代に合わせて今も進化しているサウンドツリーを学び続けられる事を嬉しく思っています。現在は「すき」と2文字のお手紙をくれる3歳児や、コンクールに頑張って挑戦する生徒達、お教室前の横断歩道をスキップしてレッスンに来てくれる女の子、部活も勉強も忙しいけどピアノは来ると言ってくれる男の子、大切なお話も教えて下さるお母様方、理解ある自分の家族、皆に支えられて講師をしています。自分を育ててくれたカワイ音楽教室で、音楽が大好きな生徒達をたくさん育てていけるよう今日も頑張ります!

カワイ音楽教室 北陸ユニット(石川)
  安藤 紀江 先生

 記念すべき60周年。私は、生徒+講師歴 約37年のカワイっ子です。「学ぶ・教える」を通し講師としての道のりを振り返ってみました。
グループコースの楽しさをすっかり忘れ、演奏技術の向上や音楽理論ばかりに明け暮れた学生時代。いわゆるガチガチの音楽を学び、それを武器に講師となった私は学生の音楽を子どもに教える…今思えば当時の生徒達には、なんと窮屈でつまらないレッスンだった事か。コンクールに出しても満足な成果も出せず、長年悩んだ私を救ってくれたのは、サウンドツリーを弾いたある生徒の音色でした。「音楽は自由なんだ!」そう感じ取った私はそれ以来、サウンドツリーに魅了され、生徒と一緒に発見し表現する楽しさを味わっています。
「生徒から学ぶ」この経験が私を大きく成長させてくれました。講師は教えるだけではなく、生徒と共に見えない音楽の力で育てられていくのですね。学ぶ・教える・共に育つを70周年に向かって今後も歩んでいきます。