おかげさまで60周年

カワイ音楽教室で活躍している講師の声

カワイ音楽教室 常磐ユニット
  石鍋 典子 先生

小さな出版社に勤務していた私が、講師になりたいとどきどきしながら代々木のカワイに電話した日の事は、今でもはっきり覚えています。それが、今の私につながる第一歩でした。
「年齢も、音大卒の学歴も問わない。とにかくグレードを受けて」と教えられ、翌年の春に入社。早速始まった研修、子ども達とのレッスンなど、それまで趣味であった音楽が仕事になった喜びで、私は毎日夢中でした。活字でしか知らなかった湯山昭、平吉毅州といった著名な作曲家の音研会は素晴らしく、今でもその語り口を思い出すほどです。和声も楽典もカワイで学び、グレードに何度も挑戦した努力の日々もありました。
カワイは私の音楽の原点です。今、生活のほとんどを音楽が占めている日常を振り返る時、もしあの時電話をせずにいたら、自分の人生は全く違ったものになっていただろうと恐ろしい思いがします。私はピアノを自分の成長の物差しにしてこれまでやってきました。本来、人間は誰しも向上心を持っていると思います。そしてその向上心を発揮するすべがあるのは、何より幸せな事です。私にはピアノがあり、これほどの幸せはありません。
折り返し地点はとうに過ぎました。どこまで続けられるかわかりませんが、これからも誠実に、自分のピアノに向き合っていきます。

カワイ音楽教室 千葉ユニット
  福原 和美 先生

 カワイ音楽教室には「たった一人のベートーベンよりも100万人の音楽好きな子供を育てる」という教育理念がありますが、1歳児からのリトミックコースでは、子供達の笑顔と歓声、そして「もう1か~い」というリクエストの連続です。幼少期に親子が一緒に音楽の中で楽しく活動し、喜びを共にすることは、幸福な親子関係を育んでいきます。音楽好きになった子供達は、その後も楽しくレッスンに通い、発表会やコンクールで活躍しています。以前、3月生まれの男の子のお母様から転居なさる折「あらゆる習い事の中で、ピアノを習わせたことが一番良かった!」「小さくていつも人の後をついていくような子が、発表会やコンクールを通して、やる気と諦めずに頑張る力がつき、自信のある子供に育った」ともおっしゃって戴き、とても嬉しかったのを覚えています。今後も、レッスンや行事を通して、生徒さん達の成長を楽しみに見守り、育てていきたいと思っております。

カワイ音楽教室 埼玉ユニット
  飯田 晴美 先生

 私はカワイ音楽教室に3歳コースから入学し、基礎コース、ピアノコースへと進み、17歳まで同じ先生の所に通い続けていました。
その後、先生の勧めでカワイ音楽学園を経て、埼玉事務所に入社。ミュージックキャンプなどのイベントにも携わりながら、気が付いたら今年で講師13年目、そしてカワイ音楽教室との出会いから30年経ちました。
 自分が小さい頃どんなレッスンを受けていたか・・・実は記憶が曖昧なのですが、先生は「第2の母」のようにとても大きな存在で、教室に会いに行くのが毎週楽しみだった事をしっかりと覚えています。今でも私の大切なもう一人の「母」です。
カワイ音楽教室に通っていなければその先生には出会えず、カワイの講師にもならなかったかもしれません。今の自分に至る環境に導き、ピアノを続けさせてくれた両親に今ではとても感謝しています。
 私が、先生の事が大好きで、教室に毎週通っていたように、生徒さん達にも「ピアノが大好き!先生が大好き!教室に行くのが楽しい!」そう思ってもらえるよう、一人一人の生徒さんとの出会いを大切に、そしてカワイ音楽教室が70周年80周年になっても、生徒さんと一緒に、笑顔でピアノを弾き続けていきたいと思っています。