おかげさまで60周年

カワイ音楽教室で活躍している講師の声

カワイ音楽教室 広島ユニット
  平田 美紅 先生

カワイ音楽教室との出会いは3歳の時でした。発表会はもちろんコンクールもキャンプも数えきれない程参加してきました。そういった場でカワイの先生方と触れ合う機会が多く、いつも輝いている先生に憧れを抱き、気づけば私も先生みたいになりたいと思っていました。
実際講師になってみると、思い描いていたような楽しい事ばかりではなく、上手くレッスンが進める事が出来なかったりなどたくさん悩みました。でも、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのもやはり、生徒の成長が実感できる発表会や、キャンプで見た子供達の生き生きとした笑顔でした。カワイだからこそ出来るイベントが子供の頃の私にも今の私にも大きな魅力で、私を音楽の道へと、そして講師の道へと導いてくれたのだと思います。
講師となってからは、子供達ひとりひとりを理解し、どんな小さな出来事でも気づけるように気を配り毎日レッスンに励んでいます。私も生徒の頃そうだったのですが、生徒は先生をよく見ています。生徒からいつ見られても恥ずかしく無い「かっこいい!」と思われるような講師を目指し、私自身がいつでも輝いていたいです。

カワイ音楽教室 広島ユニット(福山)
  道原 和子 先生

 私はカワイ中央学園を卒業し、今年で講師生活40年を迎えました。
かつては結婚や出産後、仕事を続ける講師はいない時代でしたが、私は事務所や家族の理解、協力もありこれまで続けることができました。
新入講師の頃、学園で学んだことと教室現場でのレッスンのギャップに戸惑いました。
前任講師から引き継ぎ初めてのレッスンで生徒のお母さんから「○○先生はこういう指導はしなかった」「○子はこういう言い方では理解できない」など、毎回意見され生徒の指導よりお母さんの意見への対応に苦慮するレッスン、生徒は教室を辞めていきました。それから2年程たち、お母さんから「他の教室で習ったけど、先生ほど熱心に指導してもらえなかった」と電話がありました。生徒さんは再度入学し、それからはお母さんの協力でたくさんのお友達を教室へ紹介してくれました。驚くと同時に本当に嬉しかったです。この経験が自分の指導の自信となり、長い講師生活の支えとなりました。40年経て変わらない私の心得①発表会では生徒の好きな曲を選曲②高校3年生の発表会までレッスンする③レッスンはお互い笑顔で終わる これからも頑張ります。

カワイ音楽教室 四国ユニット(愛媛)
  加藤 善江 先生

つながっていく~楽しい~

カワイ音楽教室60周年、おめでとうございます。
私とカワイ音楽教室の出会いは、私が10歳の時のことです。叱られてばかりのピアノのレッスン(まぁ全く練習しないのですから当然です)を辞めていた頃でした。今も健在のお友達紹介チラシで私はカワイ音楽教室に通うことになるのです。そこで私は、いろいろな経験をしました。
レッスンの待ち時間に、初めて触らせてもらったドリマトーン、いつも習っている先生がドレスを着て演奏する講師コンサート、教室でのおさらい会やドキドキのグレードテスト。
発表会では、ドリマトーンとピアノのアンサンブルをしたり、楽しいことがいっぱいでした。それは、当時の先生が「やってみない?」
と声をかけてくれ、もっと広い音楽の世界へいざなってくれたから。
ピアノを習うとピアノが弾けるようになる。
それは当たり前ですが、私は教室で、ピアノだけではない音楽の世界が広がっていくのを体感したのだと思います。楽しいと感じ、ワクワクしていた、その気持ちこそが今も私の中にある音楽の原動力で、子どもたちに少しでも感じてほしいと思うことかもしれません。
数年後、私はカワイ音楽教室の講師となりました。あの頃とは違い、子どもを取り巻く環境は大きく変わりました。忙しい日々に追われる子どもたち。けれど、私は彼らに「やってみない?」と声をかけ、楽しいと思ってくれることを一つでも増やしていきたい。そして、どんな時も彼らのどこかに音楽が寄り添ってくれていたら、幸せです。
そして、この楽しいが60年続き、これからも続いていくことを祈ります。